新加坡マスオさん日記

シンガポールで働くソフトウェアエンジニアが想う日々の徒然

シンガポールでのお釣りの返し方が不思議

シンガポールのレストランで食事した際に現金で支払うと、お釣りの返し方が変なことに気づきます。

 

例えば、普通のレストランで会計が税込で12.2ドルだった場合は、お店側が税込後の価格を12ドルに丸めているのです。え、それお店側損してない?と思いつつ、12ドル出すと何の問題もなく会計終了。

 

海外では、おそらく細かい小銭を扱うのめんどくさという理由でしょうが、細かいお釣りを返してくれないみたいなケースはたまに見ますが、レジで自動的に金額を丸めているケースは初めて見たので驚きました。

 

まあ、1セント単位を扱う労力を考えたら、あえて丸めて支払い業務を簡素化するのは合理的だなと思っていつつ、シンガポール人の妻に聞いてみるとシンガポールでは2013年に1セントが廃止されたそうで、1セント単位は四捨五入しているそうです。

Singapore dollar - Wikipedia

(2013年からの硬貨を見ると一番下は5セントです)

 

よって会計の時にレジが四捨五入していた理由は、1セントが廃止されたから。

でも、シンガポール政府が1セントを廃止した公式な理由は見つけられていませんが、おそらくは、こういう細かいお金を管理することに労力を割くのは合理的ではないという判断なのではないかと思います。

 

合理的で、きっぱりと細かいことを切り捨てるところは、シンガポールらしい気がします。