(シンガポール決済事情)共同名義の銀行口座、1つのキャッシュカードで複数口座の引き落とし
共同名義の銀行口座
日本では、共同名義の銀行口座は作成できないため、夫婦で生活費を管理する共同の口座を作るには場合は、片方の名義で口座を作成し、配偶者用に代理人(家族)カードを発行するしかありません。
代理人カードは口座から現金を引き落とすことには使えますが、名義が共同ではないので、支払い時には名義人の同意が必要など色々と制約事項があります。
一方で、シンガポールは共同名義の銀行口座が作成できます。共同名義の口座では、以下のどちらかの使い方ができます。
- 名義人の立場を対等・・・・夫婦での管理に向いている?
- 第一の名義人を選ぶ。第二の名義人が手続きする際は、第一の名義人の同意が必要。・・・子供に口座を作ってあげる時に向いている?
後者の選択肢を取った場合の制約事項はちゃんと調べていませんが、ユースケースによっては共同名義にした方が手続きが楽になる場合が多いのではと思います。
1つのキャッシュカードで複数口座の引き落とし
また、口座を複数持った際の地味に嬉しい機能としては、単一のキャッシュカードで複数の口座の管理ができる点です。日本の銀行の場合、口座に対して1つのカードが発行されていたので、カードの管理が面倒でした。
また、シンガポールのキャッシュカードはデビットカードを兼ねているので、デビッドカード決済した際に、引き落としの口座を選ぶことができます。
想定するユースケース
僕が今考えているユースケースは以下です。これから運用を始めるので、良い点、悪い点が見えてきたらまた何か書こうと思います。
- 給与の振込先は、個人の口座にする。
- 給与のうち、決まった割合を生活費として、共同口座に振込する。
- デビッドカードの引き落とし先は、生活費用の共同口座にする。